先日アップしたマンガ大脱走を見て思い出したことがある。

かつて角満家にはミュウ&アクアという2匹のネコがいて、そのうちのアクア(♀)のほうは「世界一かわいいメスネコ照れとあちこちで公言していたほど、美麗で可憐な存在であった。甲高い鳴き声も、人間に対して臆病な性格もいかにも”深窓の令嬢”って感じで、僕にとっては自慢の娘以外のなにものでもなかったのである。

そんな、お嬢様を絵に描いたようなアクアではあったが、じつは臆病なのは人間(家族以外ね)に対してだけで、ネコにはまったくそんな素振りは見せなかった。ていうか完全にバイオレンスなブチキレ女で、ミュウもしょっちゅう餌食になっていたのである。

ふだん仲良しなミュウに対してソレなんだから、接点のない外のネコなんて敵以外のナニモノでもなかった。窓越しにネコの影がチラリとでも見えようものなら、

(#`・д・)!!!!!!

(#`Д´)誰じゃゴラァァアアア!!!!

ガチギレwww 見境なく、

(#`・д・)ぬぉぉおおおお!!! 許さねえ!!!

と突進し、ガラスにゴーン!! と頭をぶつけたことが何度あっただろうか……w

そんなことをくり返しているうちに、僕もアクアも想定していなかったことが起こったのです。

ある初夏の夕暮れ時--。

クーラーをつけるほどの暑さではなかったので、庭に面した居間のサッシを網戸にし、夕涼みをしていたときのこと。僕が”マダラ”と呼んでいた、丸々太ったまだら模様の野良猫が庭にノコノコと現れた。それを一瞥したアクア、0.01秒の早業で沸点を振り切った

(#`Д´)誰じゃゴラァァアアア!!!!

猛烈なスピードで僕の脇をすり抜けたと思ったら、そのままの勢いで網戸に、

(つ`・д・)つドーーーーーーン!!!!

なんとその一撃で網戸が吹っ飛び(!)、アクアも止まらずに、

-=≡Σ((((#`・д・)つうおおおおおおお!!!

とマダラを追いかけて外に飛び出してしまったのです……。

この、あまりにも衝撃的な事象を前にすると、人間って本当に動きが止まるんですね……滝汗

(´゚д゚)あ……………

と短く声を漏らし、走り去るアクアをただただ見送るだけというね……w

アクアの姿が見えなくなったのは、家の向かいのアパートの裏手あたりだった。そのときになってようやく「はっ!!」と我に返り、起こったことの緊急性に気づいた。

「ああ!! アクアが野良にやられてケガしたらどうしよう!!><」

「あああ!! 交通事故に遭ったりしたら!!!><」

「あああああ!!! もしもこのまま帰ってこなかったら、お、俺は……!!!><」

ネガティブなことばかり考えてしまった。そして僕も外に飛び出し、アパート周辺を中心にあちこち探し回ったけど、けっきょくアクアは見つからず……。

「本当に二度と会えなかったらどうしよう……><」

ボロボロに泣きながら家に戻ると、自宅の縁の下のあたりから細い声が漂っているのに気づいた。

「ひゃ~ん……ひゃ~ん……」

声を聞いただけでわかったね。

「アクアぁあああああ!!!!><」

そこからはもう、根競べw

ネコあるあるだけど、室内ネコが脱走して戻ってきても、なかなか家に入ってくれない……ということがよくある(実家にいたときに何度か体験していました)。飼い主をキチンと認識しているのに、怖がって出てきてくれないのだ。なので僕は、アクアの好きなかまぼことかネコじゃらしとか、とにかく縁の下から出てこさせるためにあらゆる手段を尽くしたのである。

ふと、

天岩戸にお隠れになった天照大御神の伝説は、こんな感じだったのだろうか……」

なんて思ったりもしたが、事態は切迫していたのですぐに忘れた。

けっきょくアクアは、脱走から数時間が経過した夜中に、縁の下からヨチヨチと出てきた。お腹が空いて、大好物のかまぼこに引き寄せられたのである。すかさず、アクアのもとにダッシュして抱きとめた僕……。その瞬間、いい歳したおっさんが、

「アクアああああ!!>< アクアああああああ!!!><」

と大泣きしたので、アクアのほうが驚いていたんじゃないだろうかw

これが、いまだ忘れられない”大脱走”の思い出--。

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