
猫に耳掃除は必要? 手入れの方法と頻度を経験から解説!
先日、膝の上で寝ていたステラをブラッシングしていたときのこと。その毛の色と感触、密集具合を見て、改めて思いました。
「ステラって……カイコガにソックリだよなあ……w」
と。
↑ステラさん。
↑カイコガさんw
まあそれはいいんですけど、これだけ長い毛が密集していると、猫にとってもっとも重要な器官である“耳”にもたくさんの毛が生えます。その耳毛の具合は、完全に『釣りキチ三平』の魚紳さんレベル。
耳毛が多いということはイコール、通気性がイマイチになっているということ。となると気になるのが“耳の汚れ”です。
そこで今回は、“猫の耳のお手入れ”について書きたいと思います。
ノルウェージャンとチンチラペルシャの耳毛事情
まずは、ウチのノルウェージャンとチンチラペルシャの“耳毛具合”をご覧ください。
まずは、ノルウェージャンフォレストキャットのるーさん。
もっさ~~~~
そして、チンチラペルシャのステラさん。
もっさっさ~~~~
……さすがは長毛種、ってところでしょうか。
じつはるーさんが我が家に来るまで、猫の耳掃除についてはあまり頓着したことがありませんでした。というのも、先代ニャンコのミュウ&アクアはどちらも短毛の雑種で、耳毛もぜんぜん目立たなかったのです。
加えてこの2匹は非常に仲が良くて、しょっちゅう互いの耳を舐めては、丁寧に耳掃除をしてあげていたんですよね。たま~に気になって耳を見ても、汚れや垢はいっさいなかったので、「うん、大丈夫だな」と納得していたんですよねぇ。
そんなとき、耳毛がモサモサに生えているノルウェージャンのるーさんを見て衝撃を受けました。
▲子猫時代から耳毛がモサモサのノルウェージャンフォレストキャット。
「これは……しっかりと耳もケアしないとダメだな!」
と。
実際、るーさんとステラの耳を覗くと、耳介(いわゆる猫耳の部分)のあたりにポツポツと汚れがついていることがあります。これが耳垢で、あまりにもたくさん分泌しているようだと害を及ぼすこともあるし、炎症を起こしている場合もあるので、個人での手入れは忘れて動物病院に行くことをオススメします。
では、項目に分けて解説します。
猫の耳掃除の頻度は? 目安は?
猫の耳の状況は、非常に個体差があります。前述の通り先代ニャンコはほとんど汚れることがなかったですし、同じような長毛のるーさんとステラを見ても、汚れ具合がぜんぜん違います。ですのでこれは、
“ブラッシングのときに耳を覗くことを習慣づけて、汚れが目立つようだったら手入れをしてあげる”
というくらいに留めるのがベストだと思います。
というのも冒頭で書きましたが、猫にとっての耳は、身体の器官の中でもっとも重要と言っても過言ではないくらい、大切な場所。作りも繊細、デリケートなので、人間の都合で頻繁にいじくるのは絶対にNGです。
猫の耳掃除、やり方は?
猫の耳は、とてもデリケートです。耳垢があるからと言って、無理にこそげ落とそうとするなんてもってのほか。つねに心がけるのは、
やさしく、ゆっくりと
コレですね。
猫の耳掃除グッズは、いろいろと販売されています。僕が愛用しているのは、↓こちら。
猫の耳掃除用のコットンです。ウェットティッシュのように若干湿っていて、ふんわりといい香りがします。これで指を覆って汚れた部分を拭く、もしくは先端に遊びの部分を作って、それで撫でつけます。
これで、たいがいの汚れは落ちます。力もいらないし、ムキになる必要もありません。
いくつか、耳掃除グッズを貼っておきますね。
スーパーキャット らくらく耳そうじシート 2コパック(1セット)
結論! 猫の耳掃除は、個体差を見極めてから
くり返しになりますが、猫の耳は非常に繊細で、大事な器官なので、あまり無理して掃除する必要はありません。それにより耳に傷がついてしまったり、炎症を起こしてしまったりすることがもっとも怖いので。
そういう意味では僕は、耳掃除に綿棒は絶対に使わないです。あの細い棒を、はかない猫耳に入れることがまず怖いですし、掃除中に猫が動いたりしたらたいへんなことになりますから……。
あ、そうそう。最後に、猫の耳掃除のコツを。
寝ているときにやると、めちゃくちゃはかどりますw
ブラッシングや毛玉取りのときと同じですけど、
熟睡しているときだったら耳をいじられていてもおとなしくしているので(我が家の烈風娘・ステラですら従順ですw)、ブラッシングのついでに耳を覗いて、汚れているようだったら軽くやってあげましょう!
