猫のトイレを徹底解説(3) 必ず出てくる“臭い”問題、対策と軽減方法

猫のトイレを徹底解説(3)

さて、“猫のトイレ事情”も3回目です。この記事を読まれる前に、ぜひバックナンバーもチェックしてみてください。

3回目の今回は、猫を飼っている方にとっては宿命とも言える“トイレの臭い問題”に切り込みます!

▲恍惚の表情で膝の上でおしっこを……しているわけではないですw

そもそもナゼ、猫のトイレは臭うのか?

猫のトイレの臭い……とひとまとめにしがちですが、とくに問題となるのは“おしっこ臭”です。

……こう書くと、猫を飼ったことのない人から、

「え?? ウンチじゃないの?? ウンチは臭くないの??」

という疑問が当然のごとく湧き上がるのですが……ウンコも臭いに決まってるだろ!!www 曲がった鼻で花結びができるくらい臭いわ!!www

でもウンチに関しては、排出後の直撃臭こそスゴいですけど、まあなんとかなります。猫も懸命に砂をかけてくれるし、人間もすぐに気が付くので片付けやすいし。もちろん、家を空けているときにされるとすぐには片せないですけど、時間が経てば猫砂が臭いを吸収してかな~り軽減してくれますしね。

でも、おしっこはそうはいきません。しつこく、長く臭うのは、たいがいおしっこのほうなんです。

おしっこが臭う原因は?

猫のおしっこが臭うのには、いくつかの理由があります。

種としての成り立ちが起因

猫のおしっこ臭が強烈な原因のひとつは、“おしっこの濃度が濃い”こと。これは、そもそも猫という種の成り立ちに起因しています。猫の祖先は乾燥した砂漠で暮らしていたため確保できる水分が少なく、限られた飲み水で老廃物を輩出する必要がありました。そのため、あらゆる意味で凝縮されたおしっこをするようになったのであります。

そもそも、おしっこの成分が臭う

猫に限らず人間も、じょばじょばと出した直後のおしっこは臭くないです。臭くなってしまうのは、時間の経過によって成分が分解されて、悪臭を放つ物質が生成されるから。

いわゆる“おしっこ臭”として知られるのがアンモニアです。もう“アンモニア”って文字を見ただけで、皆さんの鼻先に独特な臭いが漂ってくるようでしょう。これにプラスして猫の場合、硫黄を含む“フェリニン”というアミノ酸と、“コーキシン”というたんぱく質が含まれています。どちらも空気に触れると悪臭成分を発生させて、あの独特な“猫のおしっこ臭”に変換されてしまうんですねえ。

猫も人間も安心! 猫トイレの臭い対策!

猫のトイレが臭いのは、ある意味当たり前のことです。しかし、

「自然なことだから、放置しておこう」

なんてことでは、猫にとっても人間にとっても健全ではありません。キチンと対策をすれば、完全無臭は無理だとしても、かな~~~りの軽減は実現できるので、ぜひとも実践してみてください。

臭い対策(1) すぐに片付ける

究極的にもっとも効果があるのは、猫がウンチやおしっこをしたら速攻で片付けてしまうことです。このとき、廃棄用の袋を、ペットの汚物用のものにしたらなお完璧。

まあ僕はランニングコストを考えて、スーパーで売っている台所用のビニール袋を使っていますけど。このへんの“猫を飼う上でのコスト問題”については、別記事に詳しいので読んでみてください。

臭い対策(2) 猫トイレを替える

この特集記事の第1回目で紹介していますが、

猫のトイレ自体を、臭いに強いものに替えてしまうのも手です。たとえば、おしっこ用に専用シートを使うシステムトイレに替えただけで臭いは激減しますし、屋根付きトイレも効果は絶大。飼われている猫の種類、大きさ、頭数などを考慮して、最適のものを選ばれるといいかと。

僕の経験から書かせてもらうと、大型の猫種を飼われている場合は、屋根付きトイレはあまり向いていないかもしれません。なぜかというと、トイレで排泄しているときに大型の猫種だと本体の内側に身体が触れてしまい、毛に臭いがついてしまうから。でも最近は、そのへんも考慮された大型猫種用の屋根付きトイレもあるようなので、場所を確保できるならアリかもしれませんね。

 

臭い対策(3) 猫砂を変える、替える

対策その3、“猫砂をかえる”には、ふたつの意味があります。

まず単純なところで、“変える”。要するに、おしっこやウンチが付着して汚れてしまった砂を捨てて、新しいものを補充するということですね。

猫トイレが臭くなる要因のひとつに、“トイレそのものの汚れ”があります。これは、トイレの内壁の汚れと猫砂の汚れがあって、意外と見落としがちなのが猫砂のほうなんです。

固まる猫砂にしろシステムトイレの猫砂にしろ、「汚れた部分は完全に捨てた!」なんて思っているのは本人だけで、よく見りゃかなりの分量の汚れた部分が残っているものです。前述の通りおしっこは時間が経つにつれて臭いが強くなってしまうので、猫砂の汚れに気づかずに放置していると……そりゃあ臭くなりますわな。

ウチはふたつある猫トイレが両方ともシステムトイレですが、最低でも月に1回くらいは猫砂の総取っ換えをしています。

そして“替える”ですが、これは猫砂自体を別のものに“替える”という意味です。

いま猫砂業界は群雄割拠で、本当にさまざまなタイプのものが発売されています。粒子の大きさ、素材、そして匂い……。悪臭に対していい匂いを重ねて中和させる……という方法は人間界でもよく見かけますけど、猫トイレでも同様の効果を狙った商品が多数発売されています。

いくつかピックアップしますので、ぜひチェックしてみてください。

臭い対策(4) 消臭スプレーを使う

これは猫が排泄を済ませた後の対応になりますが、“消臭スプレーを使う”という、もっとも原始的かつポピュラーな手段も、かなり効果的です。ウチも、各猫トイレの横に2本ずつ、タイプの違うペット用消臭スプレーを常備していて、ときたまプシュプシュとスプレーしております。

ペット用の消臭スプレー、本当にいろんなものが出ています。獣医師推薦のもの、天然成分で作られた安全重視のもの、そして“完全消臭”を謳っているものまで。いくつかピックアップしておきますので、チェックしてみてくださいな。

臭い対策(5) 餌を変える

最近は“排泄物の臭いを抑える”をキャッチコピーにしたキャットフードもたくさん売られています。

「臭いを抑えるには……元から対応しないとダメだ!」

ってんで、これらに切り替えてみるのもアリかもしれません。

ただ、お気に入りの餌からいきなりその手のものに変更してしまうと猫にストレスがかかり、逆にお腹を下して軟便になって臭いがきつくなる……という可能性があります。もしもやられるなら、お気に入りのご飯に混ぜつつ、徐々に慣らしていくのがいいかもしれません。

ちなみにウチも、先代ニャンコの時代には、この“元から変える”方法を何度も試しました。……しかし思った以上の効果を感じられず、けっきょく、

「たいして変わらないなら、好きなご飯を食べてくれい」

ってことで、元に戻してしまいました^^;

▲最近、トイレの枠に手を置いて、半分直立状態でおしっこをすると楽だ……と気づいたらしいるーさん。

臭い対策(6) 腸内環境を整えるサプリメントを使う

以前、ステラの“腸活”を行うために猫用乳酸菌を買って与えてみた……という記事を書きました。

ステラの場合、若干ながら軟便だったのが気になったので乳酸菌を与えました。これにより腸内環境がよくなったのか、理想的なころころウンチをしてくれるようになったんですけど、臭いに関しては……変わらないかな^^;;;

いまは猫用のサプリメントもたくさん発売されていて、その中には“腸内環境を整えることにより、トイレの臭いも軽減する”と謳う商品もたくさんあります。ただサプリメントの場合は人間と同じく、健康補助食品なので、飼い主がキチンと成分や効果を検証したうえで、厳選して与えるのが望ましいと思います。

結論! 複合的な対応で臭い軽減を!

猫のトイレが臭う原因と、その対策について書いてみました。対策はいろいろあって、そのどれもがキチンと効果があると思うんですけど、僕的にもっとも強く言いたいのは、

“ひとつにとどまらず、複合的に対応を”

ってこと。

▲カーテンに隠れておしっこをしている……わけじゃないですw

トイレを別のものに変えるのに合わせて猫砂を再検証するとか、餌を変えるとともにサプリメントも与えてみるとか……。

ペットに臭いは付き物です。

でも、キチンと対策することで軽減されるのは間違いないので、いろいろ試してみてください!

それでは!

2つのブログランキングに参加中❢ルナステラをクリックして応援してください
あなたにおすすめの記事
大塚角満の他のブログ